三連休 香川県高松へ
2017年 3月 18日 土曜日
三連休の初日です。今日から家内と1泊2日で香川県高松へアートに触れる旅行に出かけることになりました。羽田空港発9時25分、ほぼ1時間程度で高松空港に到着しました。リムジンバスに乗ること40分、高松市の繁華街である瓦町で下車しました。以前ここには来たことがあって、もう10年以上も前なのに不思議な懐かしさを覚えました。瓦町から琴平電鉄志度線に乗りました。コトコト揺られながら時折単線になる志度線は、何とも気分が癒されるのでした。車窓から見える風景で気になったのは山々の形状でした。庵治石の産地である八栗あたりでは石を切り出した痕跡が独特な山頂を形作っていました。私たちは、まず塩屋駅で降りて「ジョージナカシマ記念館」に向かいました。木工デザイナーのジョージナカシマは、アメリカ生まれで両親は日本人です。アメリカで教育を受けたため、デザインや空間に関する感覚は日本人ではありません。ただ、自然のままの木材を使い、そこにデザインポリシーを見出したナカシマの創作家具は、美しさと日用性を併せ持つユニークなものです。私は最近ジョージナカシマの世界観を知りました。家具に惚れるというのはこういうことかなぁと思いました。もう少し前に知っていれば、自宅の家具は全てナカシマデザインになっただろうにと思った次第です。記念館の感想は後日に回します。塩屋駅から八栗駅まで再び志度線に揺られました。八栗駅で降りて歩くこと20分程度で「イサムノグチ庭園美術館」に到着しました。前に40人くらいの団体客がいて大変混雑していました。彫刻家であり、舞台装置や照明デザインまで手掛けたイサムノグチは、日系アメリカ人アーティストです。今回の旅行は「イサムノグチ庭園美術館」へ行くことが目的でした。詳しい感想は後日にしますが、以前訪れた時と現在との間に、私は東京銀座のギャラリーせいほうで10回以上の個展を開催しています。そんな感慨も込み上げてきました。点在するイサムノグチの作品を眺めて、空間に対する思いを再認識できたことは、私にとって収穫でした。「イサムノグチ庭園美術館」から八栗駅までの途中に、うどん本舗山田屋があると記憶にあって、歩きながら店を探すことにしました。曖昧な記憶だったので若干遠回りをしてしまいましたが、何とか辿り着くことができて、美味しいうどんを味わうことができました。志度線に終点の高松築港駅まで乗り、予約してあったビジネスホテルに泊まりました。充実した一日でした。