週末 5つの展覧会

今日は制作を休んで、東京の美術館を巡りました。見たい展覧会が重なっていたためで、結果今日一日で5つの展覧会を見ることになりました。家内と一緒でしたが、よく家内が何も言わず付き合ってくれたものだと思います。自分は学生の頃から展覧会や個展の梯子は得意で、一日十数軒のギャラリーを回った事があります。家内は一日2つ以上の美術展には行かないと日頃から言っているのですが、最近胡弓や三味線といった楽器を担いで東京都内を巡っているので、あるいは体質が変わったのかもしれません。ともあれ朝から夕方まで雨で電車が遅れる中、上野や外苑に出かけました。展覧会を羅列すると「バルティス展」(東京都立美術館)「新象展」(東京都立美術館)「ジャック・カロ展」(国立西洋美術館)「非日常からの呼び声」展(国立西洋美術館)「ルドルフ・シュタイナー展 天使の国」(ワタリウム美術館)です。「新象展」以外は詳しい感想を後日述べたいと思います。「新象展」は知り合いの画家が会員になっているので、毎回招待券を頂いています。彼の画風は朱と緑という補色を使った幾何抽象で、図形の繰り返しによるものです。モンドリアンから始まり、ライリーやヴァザレリといった完全なる抽象世界を継承する画風ですが、今年は直線が消え、曲線による何か生命体のようなパターンになりました。朱と緑を使っているのは同じですが、構成に蠢くような動きが現れていました。大画面を丁寧に仕上げる彼の仕事に敬服しました。

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