週末の展覧会巡り Ⅱ
2013年 10月 27日 日曜日
今日も昨日に続き、美術館に出かけました。今日は朝5時に起床、家内と自家用車で一路栃木県へ向かいました。目指したのは足利市立美術館で開催中の「石田徹也展-ノート、夢のしるし」。31歳で夭折した画家石田徹也は、画集を通して知っていました。オリジナルの作品に触れるのは今回が初めてでした。親近感を抱いたのは自分と同じ大学を出ていたためでしたが、彼は卒業後10年もしないうちに踏切事故で亡くなったのでした。描いた世界は日常の中に潜む不条理を伴ったトラウマとも社会的抑圧とも取れるものです。一度見たら忘れられなくなる世界です。詳しい感想は別の機会を持ちますが、絵画のインパクトの強さに自分が吸い取られていくのを感じました。足利市街には朝8時頃到着したので、足利市立美術館が開くまでの間、足利学校を見て回りました。泉水庭園が美しく、また再現された昔を物語る建造物の中で、ゆったりした時間を過ごしました。その後、美術館で2時間ほど過ごし、帰りがけに栗田美術館にも立ち寄りました。伊万里や鍋島の秀作を並べた美術館でしたが、その敷地の広大さに驚きました。木立のある庭園が美しく、ここでもゆったりと過ごすことができました。今日は充実した一日を足利で過ごし、夕方になって横浜に帰ってきました。台風一過で天候に恵まれ、また久しぶりのドライブで満足しました。
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Tags: 展覧会, 散策, 画家, 陶芸
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