週末 壁の連なりの成形
2012年 8月 18日 土曜日
前にNOTE(ブログ)に書いた夢で見た作品を具体化しようと動き始めました。それは直方体の壁がいくつも連なっている光景でした。壁には機械のような彫りこみがあって、完成を拒むように剝き出された内面を持っている構築体でした。現在は屏風の新作に取り掛かっていますが、それと併行して夢に出てきた壁の連なった作品を作っていこうと思っています。今週は出勤前の早朝や帰宅後の夜に工房に行き、毎日少しずつ壁の連なりの一部になる大きな陶彫作品を作り始めました。今までの陶彫作品の中では最も大きな部品です。相原工房の窯に入る大きさとしては限界で、一人で移動させるのが困難な部品です。この程度の大きさの部品をあと数点ほど作らねばならず、夢で描くイメージ世界と困難極まる現実世界の狭間で苦しむ自分がいます。創作とはそんなものかもしれません。明日も継続します。
関連する投稿
- 週末 新作の陶彫彫り込み加飾 今日は朝から美大受験生2人が工房に来ていました。私が週末であるのを意識できるところは彼女たちが来ているかどうかだなぁと思っています。工房での作業は週末だからといって私には特別でなくなっているため、人 […]
- 週末 屏風に接合する陶彫制作開始 私が作る屏風と言っても、従来の日本画のそれとは異なり、角度のついた厚板材に陶彫部品が接合されたもので、言うなればレリーフを折り曲げて展示する立体作品です。私の陶彫表現のデビュー作が「発掘~鳥瞰~」で […]
- 昭和の日は彫刻制作一辺倒 例年ならゴールデンウィークに入り、観光地がごった返しているニュースが流れていますが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、全国に緊急事態宣言が出されていて、外出自粛が呼びかけられています。以前私 […]
- 週末 活動時間について やっと週末がやってきました。私はいつものように朝9時に工房に行って、夕方4時までの7時間を陶彫制作に費やします。作業が始まると忽ち時間が過ぎていく感覚を持ちますが、創作活動に邁進する7時間は本当に疲 […]
- 三連休初日は地域行事参加&陶彫制作 今日から文化の日を含む三連休が始まりました。この時期は学校に限らず地域でも文化祭が盛んに行なわれていて、私が勤務する職場の地域でも文化祭があります。私は開会のセレモニーに呼ばれていて、午前中はそこで […]
Tags: 作品, 創作, 工房, 陶彫
The entry '週末 壁の連なりの成形' was posted
on 8月 18th, 2012
and is filed under note.
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
Both comments and pings are currently closed.