大島紬の端切れ
2008年 4月 2日 水曜日
先月末に出かけた奄美大島は大島紬で有名なところです。産地を訪ねて、染めや織りの工程を見てきました。なるほど大島紬が高価な理由がわかりました。絹と木綿で仮織りをして、何十回となく染め抜いて、仮織りを解き、絹だけを取り出して織り始める、さらに模様を合わせながら機織をするという気の遠くなるような作業を分担して行っていることを知りました。店に大島紬の端切れを売っていたので、RECORDに使うことを思い立ち、購入しました。旅行中はRECORDが描けず、空港でのフライト待ちの時間とか、ホテルで描いてみたものの気持ちが乗りませんでした。そこで旅行中の3日間の作品は横浜に帰ってから、大島紬の端切れをコラージュした作品にまとめました。先月のテーマは正方形でした。端切れで何とか数枚の正方形が確保できたので、31日分までをこの方法でやってみました。内省的な作品を目指したつもりが、紬のしっとりとした美しさに触れ、工芸的で装飾的な作品になってしまいました。これも紬の威力と考えることにしました。 Yutaka Aihara.com
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Tags: RECORD, 作品
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