「毎日書道展」への思い

義母は「毎日書道展」の「かな」部門の会員で、当時は東京上野の都立美術館へ義母に連れられて家内と行っていました。義母が亡くなって、「毎日書道展」に行く機会がなくなったと思ったら、自分と同じ横浜市公務員で管理職を務める友人が「毎日書道展」に出品しているというので、先日再び「毎日書道展」に足を運びました。会場は上野から六本木に移って、国立新美術館の広い空間を使っていました。まず出品作品の多さにびっくり。入り口の受付で出品者の氏名を言ってパソコンで検索してもらわないことには探せないと思いました。友人の作品は「漢字」部門で、流れるような筆致がとても気持ち良く感じられる作品でした。自分は「書」に関心があって自己流の文字を楽しんで作っています。それは画家パウル・クレーやホワン・ミロのカリグラフィ的な絵画が契機になっているわけですが、文字が絵画的に記号化していくプロセスに魅力を感じているのです。墨を紙に落とすことによって、墨と空白の部分に緊張感が走り、黒と白のせめぎ合いが始まります。その一瞬を永遠化するのが「書」だと考えています。「書」には空間があり、墨には多くの色彩が含まれていると感じます。そんな自己流解釈で、友人の「書」を楽しませてもらっています。今後、彼がますます精進して独自の世界を構築してくれることを期待しています。

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