週末 全体を見渡しながら…
2011年 8月 21日 日曜日
今日も涼しい一日でした。工房には若い世代の子たちが3人来て、それぞれの課題をやっていました。自分は工房の床に新作のボックスを6箱並べて全体を見渡しながら成形と加飾をやりました。いつもこのくらいの気温の中で作業ができるといいなぁと思います。今回の新作は部分を作ったら、その場で全体との兼ね合いを見ていく方法をとっています。今までのように部分を組み立てる構造ではないので、全体を常に把握しておいた方がよいのです。いくつかの陶彫部品が出来上がりボックスの中に置いています。円形劇場やドーム型の部分があって空間が少しずつ凝縮してきました。集中と拡散。秩序と無秩序。覆い隠す部分と現れ出る部分。内蔵と表層。思索と伝達。陶(モデリング)と木(カーヴィング)。思考的にも技巧的にも相反する要素が大きな世界を形成していくと信じています。この新作に関する稿は改めて別の機会に起こしますが、今日はそんなことを思いつつ制作に励みました。
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Tags: 作品, 制作, 工房, 木彫, 陶彫
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