陶彫を初めて見た頃
2008年 11月 14日 金曜日
20代の頃は大学の彫刻科に通っていて、粘土による具象作品を作っていました。いわゆる習作です。恩師の池田宗弘先生がギャラリーせいほうで個展をやっていて、そこで手伝いをしてギャラリーに通い始めました。そこで見た陶彫作品は辻晋堂、速水史朗。それに美術館で見たイサムノグチ。ずっと後になって八木一夫、藤田昭子。ウィーンに住んでいた頃に見たフンデルトワッサーの造形的な壺や皿。そんな作家たちに自分は何かを与えられたと思っています。土の質感が何ともいえず好きになり、素朴さとモダンが共存しているように感じられました。縄文土器や弥生土器を見に博物館によく出かけることもありました。土器は破損した部分も美しいと思うようになりました。日用品としての器が好きになったのは、さらに後になってからで、彫刻の素材から陶芸へと感受する幅が広がっていきました。陶彫はあれからずっと作り続けている自分にとっては最愛の表現技法です。 Yutaka Aihara.com
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Tags: ウィーン, ギャラリー, 作品, 個展, 展覧会, 陶彫
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