週末 3個目の陶彫成形
2019年 8月 18日 日曜日
今日も相変わらず暑い工房でしたが、昨日準備したタタラを使って、3個目の陶彫成形に励みました。暑さに慣れてきたとは言え、額から汗が滴り落ち、シャツはびっしょりになりました。どこまで作業を続けるか考えた挙句、昼過ぎに近隣のスポーツ施設に行って水泳をすることで作業を終えようと思いました。彫り込み加飾は別日に設定することにして、今日は成形が終われば作業終了としたのでした。新作は彫り込み加飾に特徴があって、角張った箇所がないように作っています。ところどころに穿つ穴も大きくならず、彫り込んだ文様の中に同化するようにしています。先月の個展で発表した「発掘~曲景~」が新作のヒントになりました。その時の彫り込み加飾を全体に広げてみようと思ったのでした。新作は屏風と床置きの双方の空間を使う大きな作品です。その全てに同じようなパターンの彫り込み加飾を施す予定でいます。屏風に使用する厚板も同じようなパターンを彫っていきます。集合住宅のように見えるか、またはそんな住居が廃墟になったように見えるか、ともかく都市化された情景を、私は陶彫と木彫で表現しようとしているのです。今日作った3個目の陶彫成形は床置きの一部になります。これは4個でひとつのステーションを形成します。そのステーションを2ブロック作る予定です。まだまだ先が長いのですが、コツコツ作るのが私の得意とする方法なので、焦らず休まず頑張っていこうと思っています。今月中には4個で構成するステーションが出来るかなぁと期待しています。同時に厚板を6枚購入して、屏風の下書きを進めたいとも思っています。あれもこれも欲張ると気持ちが上滑りして心を込めた作品が出来ません。じっくりやっていく姿勢は崩さずにいこうと思っています。ただし、この時期のイメージ先行は、新作導入としては良い傾向です。暑さ対策で自分の創作欲求を抑えながら、ゴールを見極めていきたいと思っているのです。
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Tags: イメージ, 作品, 工房, 陶彫
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