川越散策の一日
2018年 3月 27日 火曜日
今日は職場で年休をいただきました。創作活動も休みました。関東各地から桜満開の便りが届いていることがあって、家内と久しぶりにドライブに出かけました。ウィークディは公務員管理職の仕事があり、とりわけ最近は人事に振り回されていました。週末は陶彫制作に明け暮れていて、創作活動が佳境を迎えています。暇が出来れば、美術館や映画館に通い、鑑賞を決めこんでいました。それらも実益と趣味が一致するものとして充分楽しいと感じていましたが、全てから解放されて自由に過ごすことはありませんでした。今日は身も心も完全にオフにして散策を楽しみました。行った先は埼玉県川越。以前に家内が友人たちと出かけて楽しかったと言っていたのを思い出し、日帰りドライブとしてちょうどいい距離なので、横浜から第三京浜に乗り、東京の環状八号線を経て関越道に入りました。横浜から2時間程度で川越に到着しました。川越も川岸の桜が満開で実に見事でした。蔵造りの町並みや菓子屋横丁をブラブラと歩き、店を覗いたり冷かしたりしました。その中で山崎美術館や旧山崎家別邸が印象に残りました。画家橋本雅邦の後ろ盾としての財閥が残したものは貴重な資料になっていると思いました。川越まつり会館では、川越氷川祭の巨大な山車を見ることが出来ました。山車は精巧に作られていて、一番上にはさまざまな衣裳を身につけた人形がいました。山車を引くのは素人ではなく、とび職人だとも聞きました。ユネスコ無形文化遺産という看板があって、それを継承していくパワーを感じることが出来ました。最近ではどこでも外国人観光客が大勢いて、川越では芋菓子を食べ歩いている姿をよく見かけました。中近東の民族衣装を着たグループは、どこの国から来た人たちなのでしょう。彼らが菓子屋横丁の煎餅屋に入っていたのは不思議な光景でした。川越は江戸時代以来の町並みの保存と観光化に着手し、ウィークディの今日も多くの人が訪れていました。〇〇らしさを謳っていくのはとても良いと思っています。今日は観光に徹した楽しい時間を過ごたつもりでしたが、つい美術館やら文化会館に入ってしまうのは、私の癖なのかもしれません。