週末 気分転換の必要性

転勤して初めての週末です。朝7時に工房に行き、成形した陶彫部品に水を打ってきました。今日は気分転換の必要性を感じました。夜寝ている間に汗をかき、職場の人事のことが頭から離れなかったのです。新しい職場にも油絵を描きながら仕事をしている職員がいて、私と同じ二束の草鞋生活をしています。今日はその職員が出品している「モダンアート展」を見に東京上野の東京都立美術館に家内と行って来ました。彼の作品は第4室にありました。箔を貼った渋い背景に青の稲妻上のカタチが踊っていました。箔は錆びた金属壁のようで、旧態依然とした概念を突き破るように青色が唐突に登場した印象です。背景だけならば、しっとりした落ち着いた雰囲気になるでしょう。その中央に強烈な色彩をぶっつけた意図は何でしょうか。作者は茫漠とした現状を壊したい欲求があり、そこに槍を衝き立てたいのかもしれません。心情が見え隠れする非具象絵画だと思いました。次に東京六本木に足をのばし、国立新美術館で開催中の「イメージの力」展に行きました。これは民族博物館の所蔵する各国の仮面や衣装等が展示してあって見応えがありました。詳しい感想は後日にまわします。午後は介護施設に入る母の買い物をしてきました。施設の部屋には家具やベッドがついているのですが、寝具やテレビ等を買ってきました。帰りは夜になりましたが、気分転換にはちょうど良かったと思いました。明日は制作一本でいきます。

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