「ゲーテの美術論集成」を読み始める
2013年 2月 15日 金曜日
ドイツの文豪ゲーテは美術にも造詣が深かったことは私も知っていました。たまたま書店で「ゲーテ美術論集成」(J・W・フォン・ゲーテ著 高木昌史編訳 青土社)があったので購入しました。翻訳に加えて解説があるので、それを手掛かりにゲーテの美術論を紐解きたいと考えました。美術評論には客観的分析や考察はもとより詩魂も重要な要素で、詩人の中に美術評論を手掛ける人が多いのは、偶然ではないような気がしています。美術を論じるためには数値や論理で割り切れないものが多く、詩人としての資質が問われるようなところがあると思います。そういう意味ではゲーテの美術論は必読かなぁと思っています。じっくり深読みしながらゲーテの文豪たる所以を味わいたいと思います。それに伴いゲーテが論考している北方ルネサンスの画家について、さらに自分でも学んでいきたいと思っています。ミュンヘンにあるアルテ・ピナコテークは自分がヨーロッパに行った時、最初に訪れた美術館でした。中世の絵画の質量に圧倒されて頭が混乱してしまったのを覚えています。願わくばもう一度出かけ、ゆっくり時間をかけて個々の画家について鑑賞したいと思っています。ゲーテや他の評論家による美術論を手掛かりとして…。
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Tags: ドイツ, 書籍, 芸術家
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