週末 汗の滴る菊練り作業
2010年 9月 5日 日曜日
週末は貴重な時間なので、とにかく工房に居て作業をしたいと思っています。今日も決して涼しくはなく、朝から太陽が照りつけていました。陶土に水を打って土錬機にかけ、さらに菊練りをしてビニールで密封する作業は、結構身体を酷使するので楽ではありません。ざっと見積もって今回は100キロ程の陶土を作りました。これは創作活動ではなく単純労働です。この暑さの中ではボランティアの子も倒れてしまうかもしれないので、これは自分がやることにしました。陶土は自分にとって造形の基本となる素材です。ブレンドされた自分の陶土に愛おしさを感じる時があります。陶土の無駄を作らないように手間をかけます。焼成で失敗したもの以外は全て元に戻します。乾燥した陶土はハンマーで砕いて水を何度も打って、しばらく放置した後、再び土錬を行います。今日は最後の菊練りに汗を流しました。室内温度が高いので多少柔らかめにした陶土を練りました。練っている陶土に汗がポタポタ落ちました。一体いつまでこの猛暑が続くのでしょう。2時半まで頑張って、それ以上の作業は厳しいと判断しました。
関連する投稿
- 週末 創作へのモチベーション 昨日までは梱包用木箱作りと陶彫部品の梱包に励んでいましたが、今日は来年に向けた新作の陶彫制作を行うことにしました。今月の個展が迫っているので、その準備として梱包をやっていたのですが、そればかりやって […]
- 週末 連続した制作の日々① […]
- 週末 連続した制作の日々② 日曜日になりました。今日は朝から2人の美大受験生が工房に来ていました。東京にコロナ渦の緊急事態宣言が出されたことで、ゴールデンウィーク中に行こうと思っていた東京の美術館が臨時閉館されたことを、彼女た […]
- 春分の日 墓参り&陶彫制作 今日は週末でもありますが、春分の日です。春分の日はそれぞれの仏教宗派で「春季彼岸会」が行われ、墓参りをする人も多いようです。夏にあるお盆は先祖の霊がこの世に戻ってくるのに対し、お彼岸はこの世から浄土 […]
- 二足の草鞋生活最後の日 3月最後の日曜日になりました。来月から週末のたびに創作活動をしなくて済むため、今日が二足の草鞋生活最後の日となりました。私は20歳の時に彫刻の魔力に取り憑かれて以来、生活費を稼ぐのは別の手段をとり、 […]
Tags: 工房, 陶土
The entry '週末 汗の滴る菊練り作業' was posted
on 9月 5th, 2010
and is filed under note.
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
Both comments and pings are currently closed.