見つからない一冊

現在読んでいるのは「瀧口修造全集Ⅷ」(みすず書房)。Ⅰ巻から読み始めて現在Ⅷ巻ですが、実はⅦ(7)巻がありません。まとめ買いをした訳ではないので仕方ないことですが、知り合いの書店に頼んで調べてもらったら、出版社には在庫がないという話でした。ネットでも見当たらず、結局Ⅶ巻を飛ばして読んでいるのです。Ⅶ巻は「実験工房/アンデパンダン」という章で一番読みたい一冊です。心当たりの人がいれば連絡をください。毎年夏の時期にまとめて読書をする習慣が自分にはあって、昨年はアンドレ・ブルトンを読んでいました。今年は早い時期から瀧口修造にハマッています。シュルレアリスム系と言ってよいものやら、とにかく興味のある作家や時代が文章にやたら登場するので、じっくり読んでいるわけです。瀧口修造全集ばかりではなく、現代彫刻やアートに関する書籍は時々読んでいます。浮気のようなもので、また違う切り口で論じられるところがいいのです。たまには小説や詩歌も読んでみようかと思うこの頃です。

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