個展オープニングの一日
2008年 7月 21日 月曜日
本来なら祝日は休廊するところを画商の田中さんにお願いして、今日から個展を開催していただくことにしました。今日はオープンする11時からオープニングパーテイーが終了する19時まで画廊につめていました。友人知人が時々見え、また近況の話ができて、結構いい時間が持てました。オープニングパーテイーは17時から始まり、作家仲間や美術館のオーナー、初めて知りあえた建築家の方、教え子たちが集い、例年になく落ち着いた雰囲気で過ごすことができました。今回展示した「発掘〜遺構〜」はテーブル上の陶彫部分とテーブルを支える柱の表現が異なり、かなりまとまりを欠くものになりましたが、上と下で別の作品が混在する様子は、それでも迫力が感じられるという感想をいただきました。テーブルの上に展開する架空都市は道があった方がよいとも言われました。なるほど道が貫通していれば、全体のまとまりがもう少しあったのかもしれません。都市には道があり、それによって区画整理が出来るものだからです。一方、建築家は実用性のない都市をかなり楽しんでいられた様子が伺えました。この搬入からオープニングに至る数日間は心身ともに疲れ果ててしまいました。また明日も画廊に通います。
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Tags: 作品, 個展, 陶彫
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on 7月 21st, 2008
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