公務員職に拮抗する創作活動
2016年 2月 24日 水曜日
「~さんは近々手術のために入院するんだって。それでもそんな素振りを見せずに練習に来ている。」「~さんは和楽器の他に書道や料理もこなす凄い人だ。」と家内がよく私に喋る何気ないコトバです。胡弓を演奏している家内は、年上の人たちとの交流が多く、その中には70代や80代の自由闊達な御仁もおられるようです。「あなたは今の仕事を退職してしまうと、きっと老けるわね。」と家内に言われ、然も有りなんと思ってしまう自分がいます。今の仕事は神経を使う厳しい面がありますが、降りかかった課題に何とか対応しようと私の声かけで組織を動かしていく、言ってみれば大変やりがいのある仕事です。でもそんな組織の中だからこそ頑張れるのであって、私個人はどうなのだろうと思ってしまいます。幸い私には創作活動がありますが、創作活動一本になるとどうなるのか、実は想像がつかないのです。先日のNOTE(ブログ)で気持を吐露した通り、私の創作活動は二足の草鞋として、公務員の仕事に拮抗してやってきました。その生活が長いため退職が怖いと言っても過言ではありません。もう一年再任用管理職としてやれることが決まっていますが、その後はどうなるのか、毎日彫刻家として自分を深める生活が出来るのか、そんな思いを抱いて仕事帰りに工房に立ち寄りました。焼成が終わった作品を窯から出して、次の作品を窯に入れる作業があるため、夜になって工房に行ったのです。そんな作業をしていると、ふと職場のことを忘れ、解放気分に浸れます。家内の周辺にいる人たちのように自由闊達に創作活動が楽しめるように、まだまだ若さを保ちつつやっていきたいと思うこの頃です。