バンコク旅行 3日目
2015年 8月 5日 水曜日
タイのバンコクに来て3日目になりました。今日は自力で市内観光をすることにしました。昨日アユタヤ観光からの帰り道にガイドから情報を得て、ホテル近くの船着場から乗船し、チャオプラヤー川を渡って王宮まで行くことが良いと考えました。ホテルから出て15分程度歩けば船着場と教えられたにも関わらず、小さな商店が軒を並べているアジア独特の街並みのどこに船着場があるのか見当がつかず、結局ホテル前からタクシーに乗りました。どうやらこれは正しい選択だったようで、寺院の脇道の路地を入ったあたりに小さな船着場がありました。これは自分では見つけられないと家内が言っていました。切符もなしに乗船し、どうしたものかと思っていたら、乗船中に支払いをすることや、どこで降りるのかわからない時に、同乗していた多くの欧米人の後に続いて降りたことで王宮まで行けたこと等、こうした右往左往することが旅行を楽しくさせているのかもしれません。最初に訪れたワット・ポー(涅槃寺)は文字通り巨大な黄金の釈迦像が悠然と横たわっている寺院で、その独特な景観に驚きました。外に置かれている仙人や西洋人を模した石像にも独特な美意識を見て取りました。王の遺骨を納めた仏塔はタイルで彩られて、何とも不思議な存在感を放っていました。涅槃寺を出て、そこから歩いて王宮の入口に向かいました。王宮の入口は大変混雑していました。とくに肌を露出した欧米人女性の多くが止められていて、肌を布で覆うように注意を受けていました。ワット・プラケオと王宮は見応えとしては最高級のもので、その本堂や仏塔等の外観の見事さは筆舌に尽くしがたく、モザイクで覆われた精緻な美しさに時間が経つのを忘れました。回廊の壁画にも注目しました。インドの叙事詩「ラーマーヤナ」をアレンジした「ラーマキエン」が描かれているそうで、欧州の教会壁画にも劣らない卓抜した絵画表現がありました。いたるところに置かれた奇妙な像にも注目しました。魔除けなのか伝説なのか、最近のアニメやゲームに登場するキャラのようで、幻想的で楽しい神々だなぁと思いました。今日は王宮周辺を見て回るだけで、相当疲れました。タクシーでサイアムという繁華街に日本への土産物を買いに出かけ、夕方にはスワンナプーム国際空港に向かいました。今晩のフライトで東京に発ちます。到着は明日になりますが、なかなか密度の濃いバンコク観光だったと思いました。