「瓦礫A」荒彫り終了

昨年のブログを読むと、「起源」の柱の彫りの進み具合のことをよく書いています。ブログはもちろん万人に公開しているものですが、自分の制作工程のメモとして活用していて、現在の作品の進み具合をリアルタイムで報告しています。今日は土曜出勤の代休で、朝から工房に籠もって作業をしていました。自分には幸福な時間帯です。「構築〜瓦礫〜A」の柱8本の荒彫りが今日終わりました。まだ仕上げをしていないので、木彫が終わったわけではありませんが、木片を気持ちよく削いでいく仕事は終了です。荒彫りは健康的な作業でバンバン仕事が進みます。カタチが大雑把に出てくるのも気持ちがいいものです。逆に仕上げは造形的な面白さが半減しますが、木目の美しさや優美な感じを味わえるのが一興だと思います。次回から仕上げに入ります。同時に陶彫も進めなくてはなりません。新作は木彫部分よりも陶彫部分の方にウエイトがかかっているのですから…。

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