彫刻家として…

4月になりました。昨日は管理職退職辞令交付式に参加して、私の公務員人生にピリオドを打ちました。今まで職種を隠してきましたが、同じ職種の方々がこのNOTE(ブログ)をご覧になっていることもあり、今になって漸く職種を明かすことが出来ます。私が勤めていたところは学校でした。昨日まで私は公立中学校の校長の役職にありました。学校の状況を明かすことは社会的にも影響が大きくなるため、拡散を恐れて、敢えて職種を隠していたのでした。NOTE(ブログ)の中で儀礼的イベントとしたのは入学式や卒業式のことで、野外イベントは体育祭、文化的イベントは文化祭のことでした。それを知っている同業者から笑われることもありましたが、退職をした今こそはっきりモノが言えるのではないかと思った次第です。さて、今日から私は二足の草鞋生活のもう一つの職業であった彫刻家の道を邁進することになりました。彫刻家は教員になる前より始めていた仕事で、私の精神的な支えです。これから彫刻制作に多くの時間を使えるのが楽しみですが、創作活動による生活に移動するために、今日は東京に展覧会を見に出かけました。東京両国にある江戸東京博物館で開催している「古代エジプト展」は昨年の11月からやっていますが、閉幕数日前になって漸く訪れることが出来たのでした。ドイツの国立ベルリン・エジプト博物館が所蔵している作品の数々が来日しているとあって、是非行って見たい展覧会でした。ベルリンには世界的に有名なネフェルトイティの胸像がありますが、今回来日していたのは「ネフェルトイティ(ネフェルティティ)王妃あるいは王女メリトアテンの頭部」で、造形の美しさに目を見張りました。同展の詳しい感想は後日改めます。今日は家内と久しぶりに江戸東京博物館にやってきたので、常設展示も見て回りました。江戸から東京へ至る歴史がジオラマや実物大の模型で展示されていて、充分楽しめる内容でした。広い展示空間を歩き回って、私は些か疲れてしまいましたが、アートな空間に接して、これから彫刻家としてやっていこうとする私の決意を後押ししてくれていたように感じ、私なりに満足して帰宅しました。これからどのようにやっていくのか、具体的な方法はまた後日のNOTE(ブログ)に書いていきたいと思います。

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