「構築~楼閣~」について
2011年 1月 17日 月曜日
今年7月の個展で発表する木彫と陶彫による作品の題名を「構築~楼閣~」にしました。「楼閣」とは高い構えの建物という意味です。現在制作中のこの作品は、昨年発表した「構築~瓦礫~」のように割れた球体をいくつも作って散在させるのではなく、大小の四角錘や三角錘で構成する集合彫刻です。これは高さを誇るように建造物が点在する架空の都市空間を出現させる意図があります。昨年の「構築~瓦礫~」とは異なった印象になると考えていますが、木材による柱8本を円形に配置して1本ずつを陶彫土台に接着するところは同じです。その柱を斜めにして中心から広がるように配置するので、ちょうど昨年の逆のカタチになります。昨年「構築~瓦礫~」とともに発表した「構築~包囲~」は、柱を円錐状に立ててそれぞれが中心に向くように構成しましたが、今年は中心から広がる構成「構築~楼閣~」になり、それとともに発表する「構築~解放~」は、ちょうど「構築~包囲~」と対峙するものと考えています。上に広がる複数の柱でギャラリーを空間演出するというのが今年7月の個展の内容です。
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Tags: カタチ, ギャラリー, 作品, 個展, 制作, 木彫, 木材, 陶彫
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