10‘個展評壇より

『木・陶による「構築」シリーズ。「陶」は錆びた鋳物か古代の土器の趣。「木」は漁具の銛のような形。双方組み合わせての「構築」オブジェ。今回は巨大なテーブル状に仕立てて、壮観。』(美じょん新報 9月20日付)この月の彫刻の個展はギャラリーせいほうでの個展ばかり3つが取り上げられていました。実際、彫刻の個展は数が少ないように思います。立体作品は素材の扱いや制作場所の確保等に難しい面があり、かかる費用や手間暇のわりに関心が高いとは言えません。それでも立体作品を作っていたいと思っています。批評は真摯に受け止めて、次の作品に生かしたいと思います。批評の中で「漁具の銛」という表現がとても好きになりました。見に来てくださった方々からもいろいろなご意見ご感想をいただきました。改めて感謝申し上げます。

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