和室の住まい方を考える
2008年 4月 22日 火曜日
自分は建築家でも建築史家でもないので、和室に対する考察はきわめて表面的で、実直な感想しか持ち合わせていませんが、かねてより和室に対する関心はありました。我が家にも小さな和室があります。帰宅してすぐ寝転がる部屋が和室です。畳の気持ちよさがいいのです。和室には押入れがあって、寝具が仕舞ってあります。それを敷いて寝床を作ることができます。と思えば膳を出して座布団を敷けば食事やお茶、学習室にもなるという具合です。床の間は小さな美術館で、我が家では亡き義母の書が掛かっています。和室はいろいろな用途をもっています。狭小な日本の家屋にあって、空間を有効に使う工夫がなされているのが和室です。外界とは障子で隔てられ、その儚さは外と内の一体感をもたらせているとも言えます。それは優雅な雰囲気さえ感じさせてくれます。まだまだ和室を見直して新しい視点で住まう工夫があってもいいんじゃないかと思うのです。 Yutaka Aihara.com
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Tags: 書籍
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