朝晩の寒さに耐えながら…
2012年 12月 7日 金曜日
師走になってめっきり寒くなりました。横浜では寒くなったと言っても雪国に比べれば、たいしたことではありませんが、寒さに慣れていない身体には、この温度が堪えます。まず、起床がつらくなりました。朝は真っ暗なうちに自宅を出て、バスや電車に乗る頃に夜がすっかり明けて慌ただしい出勤風景が目の前に広がっています。何よりも自分は夜の工房の寒さが辛いと思っています。昨晩も手が悴んで陶彫の彫りこみ加飾に影響がでました。15分もいると深々と冷えてきて、ストーブひとつで室内を暖めるには厳しいものがあります。結局昨晩は制作を途中で断念せざるをえませんでした。陶土は水分を含むので週末の制作でも手が荒れます。ましてや夜は思うように手が動いてくれません。うっかり生乾きの成形部品を持ち上げて裂け目が入り、寒いやら失敗するやらで泣きたい気分になりました。週末で今の状態を仕切り直していきます。制作は苦しいですが、きっとこれが実り多いものになると信じています。朝晩の寒さに耐えながら休まず続けていくことが、満足できる自己表現へ近づくことになると思っています。
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Tags: 制作, 工房, 陶土, 陶彫
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