文化の日に相応しい創作活動

今日は文化の日です。そもそも文化の日とは何ぞや、というのが私の疑問でしたが、調べてみると文化の日という名称は昭和の時代に始まっていることが分かりました。11月3日は、1946年(昭和21年)に日本国憲法が公布された日であり、日本国憲法が平和と文化を重視していることから、1948年(昭和23年)に公布・施行された祝日法で「文化の日」と定められたそうです。日本国憲法は、公布から半年後の1947年(昭和22年)5月3日に施行されたため、5月3日も憲法記念日として国民の祝日となっているのです。11月3日はそれ以前は明治天皇の誕生日だったこともあって、今と異なる名称がつけられていました。いずれにしても秋が深まったこの日を、文化的なことをやる一日として過ごすことに意義があると思い、私は創作活動に励むことにしました。と言っても私には陶彫制作しか選択肢がなく、18点目の陶彫成形に励んでいました。新しい陶彫成形が出来上がるたびに、まだ彫り込み加飾を後回しにしている陶彫部品が目立ち、彫り込み加飾をいつやろうか思案しています。彫り込み加飾は工芸的な作業で時間がかかるのです。今日の午後は乾燥している陶彫部品に仕上げと化粧掛けを施し、窯に入れました。今年の窯入れも先日から堰を切ったように始めていて、今も乾燥している作品を全て窯に入れてみたい欲求に駆られます。とりあえず大きな陶彫部品を3点仕上げて、窯入れの準備をしましたが、窯には2点しか入れられず、残りの1点は次回に回します。今日の作業中はずっと身体がだるく、最近疲労が溜まっているのかなぁと思いました。夕方リビングにあるマッサージ機に暫しかかっていました。このところ夜は映画館や美術館に出かけていて、鑑賞内容が消化しきれてないのかもしれません。ウィークディの仕事も神経を使うものが多く、心身とも余裕がなくなっているのでしょうか。やる気が空回りしている可能性があり、ちょっと立ち止まってみようと思います。昼間の仕事で言えば、あと5ヶ月は責任職にいるわけで、何年やっていても慣れないところがあると私は自覚しています。創作活動も自分の癖で全力投球をしてしまうため、これも慣れるものではありません。圧迫される壁を乗り越えていく日常、これが疲労の原因です。自重しないとまずいかなぁと思いつつ、焦らず休まずのペースでやっていく所存です。

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