夏気分を惜しみながら…
2011年 8月 31日 水曜日
今日で8月が終わります。月が変わることに郷愁を感じるのは夏の特徴かもしれません。開放感あふれる夏だからこそ流行り歌にもなり、移ろう夏気分を惜しむ情景になるのだと感じます。今月の創作活動を省みると、とにかく暑い工房の中で滴る汗を拭いながら陶彫に取り組んだ印象が残ります。今月は長野県在住の彫刻家池田宗弘先生宅を訪ねたり、茨城県在住の陶芸家佐藤健太・和美夫妻宅を訪ねました。夏の恒例行事のようでいて、毎年お互い変わらぬ姿勢をもって制作に励んでいることの幸せを噛み締める機会でもあります。読んだ書籍はアンドレ・ブルトンや相馬黒光の生涯を綴った伝記、それに現在読んでいるオブジェの評論集までありますが、いずれも美術に関するものばかりです。今夏出かけた展覧会は空海と密教美術、青木繁、濱田庄司、日本陶芸展、エル・アナツイ、礒江毅…と多義に亘りました。時間を有効に使っているようでいて、もう少し新作の制作工程を進められたのではないかと反省もしています。夏気分を惜しみながら、来月は涼しくなって制作に弾みがつけられることを期待しています。
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Tags: 作品, 制作, 工房, 彫刻, 書籍, 画家, 芸術家, 陶彫
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