ひらがなの詩

ホームページを持つようになって、アップした画像の合間にコトバを書いています。学生の頃から詩が大好きで、自宅の書棚には今も学生時代に集めた詩集が眠っています。埃を叩いて、たまに頁をめくって、今の気持ちに合ったコトバを探します。書店の立ち読みでも同じで、コトバが気持ちに寄り添ってくると、つい購入したくなります。学生時代のバイト代のいくらかはそれに費やしています。ひらがなだけで書かれた詩集にコトバの面白さを感じる時があります。ひらがなや漢字やカタカナが共存している日本語に慣れた眼には、ひらがなだけのコトバが飛び込んできて、意味が瞬時に掴めないもどかしい面白さがあるのです。ひらがなだけで辿る日本語は不思議な感覚に襲われます。じっくりと、そしてフワフワと、心に直に響くように入ってくるのです。「ひとりでるすばんをしていたひるま きゅうにはだかになりたくなった あたまからふくをぬいで したぎもぬいでぱんてぃもぬいで くつしたもぬいだ よるおふろにはいるときとぜんぜんちがう すごくむねがどきどきして…」(「はだか」谷川俊太郎)幼くて乾いたエロティシズムを感じる詩です。自分は今やひらがなの持つ不思議な魅力に憑かれつつあります。

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