最後の儀礼的イベント

今月末で現職を退く私は、職場関係のことでは何でもかんでも「最後の~」という冠がつきます。同業者が私のNOTE(ブログ)を読んでいるので、儀礼的イベントが何を指しているのか分かっている方もいらっしゃいます。私の職種では年間2回の儀礼的イベントが計画されています。私の仕事は年度で変わるので、年度が始まる4月と年度が終わる3月にイベントがあるのです。この儀礼的イベントには毎回来賓の方々も招待していますが、新型コロナウイルス感染症の影響で、今年度は職場関係者のみでイベントを開催することが決まっていました。外に開けないイベントになって、慎ましく儀礼を執り行いましたが、私の職種は専門性の強い職員軍団にも関わらず、専門を超えたところで協力し合い、全職員がイベントの成功に貢献していました。私は彼らに支えられ、人生最後の儀礼的イベントを行うことが出来ました。私が再任用満了まで勤めてこられたのは、こうした職員集団がいてくれたおかげです。本来ならお互いの働きぶりを讃え、一献傾けたいところですが、昨今の事情で飲み会は出来ず、職員への感謝を胸に仕舞っておくに留めました。イベントの中で私が式辞を読む場面がありました。今日は3.11です。黙祷を捧げた後、命を失った多くの人の無念を思い、私たちは生きて、命を繋いでいこうと呼びかけました。コロナ渦が現在も続いていて、命の大切さを考える機会が身近になっている現状を考えれば、式辞で伝えたい言葉は自ずと出てきました。今日はこのような大きなイベントも難なく終わらせ、来年度人事にも拍車がかかる時期になったとも言え、これも私には「最後の~」がつく重要な仕事なのです。私たちの仕事は次世代に繋いでいくことも大切で、多少の変化はあっても根本のところは、伝統的に繋いできた精神的姿勢によるものかもしれません。そんなことを考えながら最後の儀礼的イベントを過ごしていました。

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