週末 冬ざれた工房の風景
2020年 12月 19日 土曜日
週末になりました。今週末は丸2日間の時間が取れず、明日の午前中は横浜の中心街に出かけていき、某団体が主催する表彰式への出席が予定されているため、今まで続けてきた陶彫の制作サイクルを見直すことにしました。それでも今日のところは陶彫の彫り込み加飾を行ないました。前にもNOTE(ブログ)に書きましたが、彫り込み加飾は結構時間がかかります。コツコツとした地味な作業ですが、陶彫部品の雰囲気を決定するものなので、雑に扱うことは出来ません。今日は腰を落ち着けて、これをやってしまおうと思い、じっくり取り組みました。あまり身体を動かさない工芸的な作業なので、工房内の寒さが身に沁みました。工房の壁には断熱材がないため、工房内の空気は外気と変わらず、コロナ渦の影響で朝のうちは多少なり窓を開けているため、厚手の作業着を纏っていました。今日は美大受験生が来ていました。彼女の座っている作業台の傍に大型ストーブを置いています。私が彫り込み加飾をやっている作業台と離れているため、私が時々ストーブのところへ行って手を温めていました。毎年のことながら冬ざれた工房の風景がやってきたなぁと感じます。そろそろ温かい湯茶の準備をしようと思っています。工房は春夏秋冬を肌で感じることが出来て、また周囲の木々が季節によって変化していくので楽しい反面、夏と冬は作業が気温に左右される厳しさがあります。昨年の灯油貯蓄分がなくなり、近くのガソリンスタンドまで灯油を買いに出かけました。栃木県益子や茨城県笠間にいる陶芸家の友人たちや長野県にいる彫刻家の師匠に比べたら、横浜はまだ気候が身体に優しいのではないかと察していて、これで根をあげてはいけないと自分を戒めています。横浜ではまず陶土が凍ることはないからです。夕方、美大受験生を車で自宅近くまで送ってきました。
関連する投稿
- 新年最初の週末来たる 2021年になって最初の週末がやってきました。職場は昨年29日から休庁期間に入っているので、今日が週末の感じはありませんが、長年の習慣で週末になると創作活動が待っていると思ってしまうのです。今日はま […]
- 今月最後の週末に… 今日が今月最後の週末になりました。工房に朝から篭って23点目になる陶彫成形を行ないました。22点目と23点目はまだ彫り込み加飾が出来ず、午後は乾燥した陶彫部品2点の仕上げと化粧掛けを施して窯に入れま […]
- 週末 シュトレン郵送&陶彫制作 先日、友人のパティシエが営む菓子店から大量のシュトレンをいただいてきました。西欧に滞在経験のある人なら、味が懐かしいと思うシュトレンですが、最近は日本のベーカリーでもシュトレンを売り出しています。私 […]
- 週末 成形ではなく加飾優先 朝から工房に篭りました。週末となれば、新作の陶彫成形を1点追加するところですが、今週末は成形をやめて、今までの成形分の彫り込み加飾をやっていました。昨日は東京と横浜で開催中の展覧会を巡っていたので、 […]
- 三連休最終日は加飾&窯入れ 三連休最終日です。天候が良く紅葉も見ごろを迎えている時に、どこにも出かけず工房に篭っていますが、新型コロナウイルス感染が広がっている昨今は、紅葉狩りを控えた方が良いと思っています。結局3日間とも工房 […]
Tags: 工房, 陶土, 陶彫
The entry '週末 冬ざれた工房の風景' was posted
on 12月 19th, 2020
and last modified on 12月 20th, 2020 and is filed under note.
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
Both comments and pings are currently closed.