夏季休暇最終日 新盆&陶彫加飾

5日間あった夏季休暇が今日で終わります。工房で新作の陶彫制作に邁進しつつ、「江戸東京たてもの園」に建築家前川國男邸を見に行き、別日に東京ステーションギャラリーの「きたれ、バウハウス」展、池袋の「自由学園明日館」を見に行きました。今年はコロナ渦の影響で旅行に出なかったものの、建築の見学三昧で過ごした夏季休暇でした。また人体に害を及ぼすような高温の日々が続き、工房での制作に支障が出ました。工房にいられる時間としてはせいぜい4時間が限界で、陶彫制作をやっていると、身体中から汗が噴き出てきました。そのため半日をRECORDの追い上げ制作に充てました。RECORDはエアコンの効いた自宅の食卓で制作が出来るので、午前中は工房、午後は自宅という制作スケジュールを組みました。さて、4月に母が亡くなったので、今年は新盆になります。昨日は家内が居間に「精霊棚」を設えました。私は制作の合間に竹を切り取ってきました。小さな机に竹の小枝を立てて結界を作り、供物とともに位牌を置きました。生花も買ってきました。朝10時に菩提寺の住職が新盆法要のためにやってきてお経を唱えました。昼頃には妹夫婦と姪が供養にきました。家内の作った「精霊棚」は簡素ながらよくまとまった立派なもので、大学の空間演出デザイン科で舞台美術を学んだ彼女は、こうした設えが好きなのかもしれません。家内は浄土宗の「精霊棚」をネットで調べて、その謂れを理解していましたが、何より亡くなった母から伝え聞いていたやり方で用意したようです。生前の姑と嫁の関係が垣間見られた思いでしたが、「精霊棚」は明後日の日曜日まで居間に置いておくようです。昨晩遅くやっと「精霊棚」を作り終えた家内の耳に密かにカタッと音がしたそうで、いよいよ先祖が来ているのかなぁと思っています。私は宗教はイメージだと思っているのですが、知識では理解が出来ない何かが存在していることを信じてみたいのです。午後は気温上昇にもへこたれず、工房に行って新作陶彫の彫り込み加飾をやっていました。そろそろ新作の土台の設計施工に手をつけたいのですが、暑さのため作業時間が短くて、彫り込み加飾をやるだけで精一杯です。明日から週末に入ります。引き続き頑張っていきます。

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