週末 15回目の搬入作業

明日からの個展開催に備えて、今日は朝から横浜の工房と東京銀座のギャラリーせいほうを往復しました。業者との約束が朝10時だったのですが、早くも9時半ごろにはトラックが工房にやってきました。業者は毎年やっていただいている男性2人で、積み込みに慣れた人たちでした。こちら側のスタッフは6名で、若い世代の男性木彫家2名、女性デザイナー1名、美大受験生1名、それに家内と私で、車2台に乗って業者が運転するトラックを追いかけました。保土ヶ谷バイパスから首都高速に乗って、東京の汐留で降り、銀座8丁目に向かいました。新型コロナウイルス感染拡大のためか、休日でも高速道路を走る車は思っていたより少なく、全線を通してスムーズに走ることが出来ました。トラックがギャラリーせいほうに横付けされて、梱包用木箱やシートで包んだ板材を降ろしました。業者が帰った後、私たち6人でさっそく屏風を組み立て、陶彫部品を番号に従って、それぞれ置いていきました。「発掘~聚景~」は意外に早く設置を終えました。「発掘~突景~」もテーブルを組み立て、すぐに設置を終えました。早く済んだのは2人の木彫家の手伝いが大きかったと思っています。照明の当て方もほとんど2人に任せていました。こういう人たちが手伝ってくれるのは心強い限りです。展示が終わると私はホッと胸を撫で下ろしました。毎年のこととは言え、毎回作品が異なるので、ギャラリーの白い空間の中で見る新作は、自分にとってどうなんだろうと気がかりで仕方がなかったのでした。今回は15年目の個展で、15回目の搬入作業になりました。展示が終わると、私の中では個展が終了した気分になります。決して満足は覚えられないのが毎年の常で、今年もやや不安定な気持ちになったのは確かです。そこを解消しようとして次作に取り組んでいると言ってもよいと思います。来年はさらに頑張るぞと思った次第です。

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