週末 15回目の搬入作業
2020年 7月 19日 日曜日
明日からの個展開催に備えて、今日は朝から横浜の工房と東京銀座のギャラリーせいほうを往復しました。業者との約束が朝10時だったのですが、早くも9時半ごろにはトラックが工房にやってきました。業者は毎年やっていただいている男性2人で、積み込みに慣れた人たちでした。こちら側のスタッフは6名で、若い世代の男性木彫家2名、女性デザイナー1名、美大受験生1名、それに家内と私で、車2台に乗って業者が運転するトラックを追いかけました。保土ヶ谷バイパスから首都高速に乗って、東京の汐留で降り、銀座8丁目に向かいました。新型コロナウイルス感染拡大のためか、休日でも高速道路を走る車は思っていたより少なく、全線を通してスムーズに走ることが出来ました。トラックがギャラリーせいほうに横付けされて、梱包用木箱やシートで包んだ板材を降ろしました。業者が帰った後、私たち6人でさっそく屏風を組み立て、陶彫部品を番号に従って、それぞれ置いていきました。「発掘~聚景~」は意外に早く設置を終えました。「発掘~突景~」もテーブルを組み立て、すぐに設置を終えました。早く済んだのは2人の木彫家の手伝いが大きかったと思っています。照明の当て方もほとんど2人に任せていました。こういう人たちが手伝ってくれるのは心強い限りです。展示が終わると私はホッと胸を撫で下ろしました。毎年のこととは言え、毎回作品が異なるので、ギャラリーの白い空間の中で見る新作は、自分にとってどうなんだろうと気がかりで仕方がなかったのでした。今回は15年目の個展で、15回目の搬入作業になりました。展示が終わると、私の中では個展が終了した気分になります。決して満足は覚えられないのが毎年の常で、今年もやや不安定な気持ちになったのは確かです。そこを解消しようとして次作に取り組んでいると言ってもよいと思います。来年はさらに頑張るぞと思った次第です。
関連する投稿
- GW③ 「陶紋」の新作に取り掛かる 陶彫による小品は、10数年前のギャラリーせいほうで開催した最初の個展から出品し続けています。まず最初は「球体都市」40数点を何年かに亘って展示しました。「球体都市」は既に売れた作品もあります。次に始 […]
- 週末 個展最終日&搬出 14回目の個展の最終日を迎えました。朝11時にギャラリーせいほうにいると、懐かしい人たちが訪ねてきて、とてもいい時間を持つことができました。毎年のことではありますが、個展というのは旧交を温める絶好の […]
- 週末 陶彫加飾&お礼状宛名印刷 今日は朝から工房に篭りました。昨日の午後作業するはずだった成形の最終的な詰めを朝のうちにやりました。陶彫成形の内側から紐状にした陶土を貼りつけて補強をした後、表側から板で叩いて形を整えます。形は立体 […]
- 週末 13回目の個展搬入と展示 東京銀座のギャラリーせいほうでの個展も今年で13回目になります。作品は常に新作なので、13回も個展をやっていても慣れることはありません。集合彫刻なので組み立てが上手くいくかどうか、展示作業が始まって […]
- 週末 個展搬入日 いよいよ14回目の個展のために作品を搬入する日がやってきました。朝9時半に運送用トラックが工房にやってきました。運送業者は2名、こちらのスタッフは後輩の彫刻家や学生2人、そこに家内と私を加えて5名で […]
Tags: ギャラリー, 個展, 陶彫
The entry '週末 15回目の搬入作業' was posted
on 7月 19th, 2020
and last modified on 7月 19th, 2020 and is filed under note.
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
Both comments and pings are currently closed.