週末 1ヶ月ぶりの陶彫制作

今日は朝から工房に篭りました。先週末で1ヶ月以上に及んだ板材刳り貫き作業が完了しました。次の制作工程は砂に硬化剤を混ぜて板材に貼っていく作業ですが、工房に出入りしているスタッフを集めて、数人がかりで一気にやってしまいたいと思っています。そのための時間調整が必要になり、来週末はどうだろうと何人かに声をかけています。同時に砂マチエールと硬化剤が充分あるのかどうかも確認しなくてはなりません。東京神田にある老舗の画材店から砂マチエールと硬化剤を例年取り寄せていて、在庫があるのか連絡もしたいと思っています。今日は1ヶ月ぶりになる陶彫制作を進めていくことにしました。陶土を混ぜ合わせるための土錬機を久しぶりに動かしました。好調に土錬機が動いてくれたので、内心ホッとしました。座布団大のタタラも数枚掌で叩いて準備しました。明日は陶彫の成形を行ないます。陶彫部品は屏風に接合する陶彫部品と床に置く陶彫部品は出来ていますが、それらを繋ぐものをまだ作っていないのです。砂マチエールの工程が始まるまでは、陶彫制作に没頭するつもりです。仕事が木から陶へ変わり、技法に対する意識も変えていきました。陶土は可塑性があって柔らかく、板状にしても重力に耐えられないことがあります。少々乾燥させて陶板を立ち上げていきますが、土錬機から陶土を出した状態では何もすることができません。タタラにして一晩放置する必要があるのです。木材はそんな待ちの時間など必要ないのですが、削りを間違えると取り返しがつかなくなります。木と陶は一長一短で作業の段取りがまるで異なり、私にしてみればそれもまた楽しいと感じます。今日は染めをやっている若いアーティストが午後になって顔を出しました。午前中は展覧会の搬出で茨城県に行っていたとのこと、こちらに帰ってきて間髪入れずに新作に取り組んでいました。なかなかのバイタリティで、可憐な女性に見える彼女のどこにそんな力が潜んでいるのかちょっとびっくりしました。陶彫制作は明日も継続です。

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