20’RECORDの方向性

2020年も一日1点ずつポストカード大の平面作品を作っていくRECORDを頑張っていこうと思っています。このところNOTE(ブログ)の話題は陶彫制作に偏っていますが、元旦からRECORDもやっていて、試行錯誤を繰り返していました。今までにない方向性を打ち出そうとあれこれ考えているうちに、私が一番苦手とする色彩を中心に据えたデザインを思いつきました。高校生の頃、大学受験用の色彩構成が思うようにいかず、私には色彩感覚がないという諦念があって、それならまだ形態の方がマシだと思っていました。ただ、形態も人より優れていたわけではなく、色彩に比べれば何とかなりそうだというレベルでした。これは決して謙遜で言っているのでなく、本当に美術が好きという以外は、色彩や形態に対して才能を自覚したことは一度もありません。今でも美術の専門家になろうとスタートを切った頃の、十代の鬱蒼とした気分を覚えているのです。それでも私が長い間彫刻を続けていられるのは、何十年もブレなかった姿勢によるもので、平凡な能力の上に造形の学習をコツコツと積み上げて膨らませていった結果ではないかと思います。RECORDはその最たるもので10年以上も毎日休むことなく一日1点ずつ描き貯めてきています。そのRECORDを使って今年は苦手な色彩に挑みます。年間12ヶ月のうち、それぞれ月毎に一色を選んでいきますが、色相環の定番になった色彩12色ではなく、無彩色も含めて12色を決めていきます。色彩は具体的なイメージと結びつくケースもあり、日本的色彩も選んでいこうと思っています。

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