2020年 年始にあたって…

2020年になりました。新春のお慶びを申し上げます。今年もよろしくお願いいたします。2020年は今まで報道されているように東京オリンピック・パラリンピックが開催される年です。昨年のラグビー・ワールドカップも熱狂させていただきましたが、オリ・パラでもきっと幾つもの筋書きのないドラマが見られるでしょう。心より楽しみにして開催の夏を待ちたいと思います。2020年は自分にとってどんな年になるのか、創作活動でも新たな希望が湧いてきます。私はまだ公務員管理職と彫刻家の二足の草鞋生活を続けていけそうで、日常生活に大きな変化はないものの、2021年3月が退職の年になるので心の準備だけはしておこうと思います。さて、我が家の元旦は、裏山の小さな稲荷の祠や実家にある古井戸に小さく刻んだ餅と油揚げを供物として捧げることから始まります。祠は自宅と母の実家の間にある雑木林の中に鎮座しています。何代か前の私の先祖が、廃棄してあった稲荷を拾ってきて祠を作ったことで、相原の家は栄えたのだと亡き祖母が言っていました。当時、我が家は半農半商だったようで、商いとして祖父は大工の棟梁をやっていました。父は造園業に転じ、羽振りがよい時期もありました。私の代になっても元旦くらいは先祖に従い、氏神となった小さな祠を大切にしていこうと思っています。昼頃は毎年恒例になっている東京赤坂の豊川稲荷に出かけました。母の息災延命と家内と私の芸道精進を祈願して護摩を焚いてもらいました。小さなお札も購入して祠に入れておく予定です。今日くらいは陶彫の作業を休もうと思っていたのでしたが、明日の成形準備のために座布団大のタタラを数枚用意しました。1時間程度の作業でしたが、工房の窯にもお供えをして無事に焼成が出来るよう炎の神様にもお願いをしてきました。特定の宗教を持たない私ですが、祈りの気持ちは常に持っています。現在やっている私の仕事が自然の理に叶っているのかどうかを、私は気にするタイプです。そこに理屈はありませんが、依怙地になって無理をしているとしっぺ返しがくると、幼い頃から固く信じている節があります。何よりも自分が居心地の良い場所で思い切り仕事をするのがベストと思っているのです。今年もHP&NOTE(ブログ)も合わせて、よろしくお願い致します。

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