夜の工房で成形作業

1週間に2回の焼成を行っている現状では、水曜日に窯の出し入れをしています。水曜日だけは窯の稼働を一旦止めているので、工房の照明等が使えるのです。昨日は工房で創作活動をしている若いアーティストが、自らの課題に向き合ったりしていました。私も仕事帰りに工房に立ち寄れるのは水曜日だけなので、昨日も夜になって工房に行きました。その時間帯は若いアーティストが帰った後で、工房では私だけの時間を過ごしました。現在は新作の屏風に接合する陶彫部品を作っている最中で、どちらかと言えば小さめの陶彫部品になりますが、サイズに関わらず手間が結構かかります。ウィークディの夜に成形作業をするのは、小さめの陶彫部品の方がやり易いかなぁと考えています。おまけに照明の下は集中力が増すため、手間もたいして苦にならないのです。気候的にもやや寒い状態は作業が捗り、この時期に制作工程を可能な限り先に進めたいと思っています。夜の工房は深閑とした雰囲気で、自宅に帰って気が緩んでいたとしても、一旦工房に足を踏み入れると俄かに緊張してきます。創作活動を司る魔物が棲んでいるような気配さえ感じます。こうした空間を持てる幸運を私は常に噛みしめていて、昔から望んでいたことが実現できている喜びに浸っています。この環境をフルに使わないと罰が当たると自覚しているので、時間が許す限りウィークディも工房に通いたいと思っています。

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