週末 個展搬入日

いよいよ14回目の個展のために作品を搬入する日がやってきました。朝9時半に運送用トラックが工房にやってきました。運送業者は2名、こちらのスタッフは後輩の彫刻家や学生2人、そこに家内と私を加えて5名で対処することにしました。梱包された作品の積み込みが終わって、積載したトラックが横浜の工房を出たのが10時半でした。そのトラックを追って、私の車に5人が乗って東京銀座に向いました。ギャラリーせいほうに到着したのは12時近くになっていました。梱包用木箱から陶彫部品を取り出し、木箱を運送業者に預かってもらうことにしました。これは以前からやっていただいているもので、懇意にしている運送業者だから便宜を計らってもらっているのです。運送業者が帰ったところで、スタッフを連れてレストランに行きました。これも定番になっているもので、老舗の銀座ライオンでランチをしています。銀座ライオンは創業120周年で、洋風で古めかしい室内が私は好きなのです。ギャラリーでの組み立ては1時過ぎに行ないました。大作「発掘~双景~」とやや小さめの「発掘~曲景~」は後輩の彫刻家と私が中心になって行ないました。女性3名は小品「陶紋」を置く台座を組み立ててくれました。最後は照明を考えながら決め、床に掃除機をかけて設置完了となりました。終了時間は3時でした。今年は例年より早く終わり、私はホッと胸を撫で下ろしました。個展は今までの結果を問うもので、展示が終われば、私の中ではもう過ぎ去った作品になってしまうのです。作品ひとつひとつは創作活動の通過点に過ぎず、満足のいかないところも目につきます。毎年のことですが、今回も気に入ったものが出来ず、それが課題となって次へ持ち越しになるのです。自分の作品を目の前に置いて、鑑賞していただいている人たちと会うのは、なかなか苦しいのですが、それでも現時点の自分自身を見てもらえる幸福を感じざるを得ません。私にはまだまだ伸びしろがあると言いたいのですが、言い訳をせず、さまざまな感想を受け入れていこうと思っています。明日はついにオープニングを迎えます。

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