制作&川崎の美術館へ

今日から休庁期間が始まる29日までは年次休暇をいただいて、職場には出勤せず、連続した制作時間を取ることにしました。毎日のように朝から工房に篭っていると、だんだん頭の中が現実離れをしてきて、不思議な気分になります。退職すれば、毎日こんな風に過ごすのかなぁと思っているところです。現在は公務員管理職とのバランスの上に成り立っている創作活動であることが実感できます。陶彫制作はいつものような週末ごとの制作と違い、制作サイクルが順調に回り、弾みがついています。制作目標である8個の陶彫部品は、今年中に終わりそうな勢いです。ただし、この季節は工房はとても寒くストーブが欠かせませんが、工房全体を暖めるような大きな暖房器具ではなく、手を暖める程度なので、野外と同じような防寒着を着て作業をしています。今日は昼過ぎに家内を誘って、川崎市にある岡本太郎美術館に車で出かけました。岡本太郎美術館は久しぶりに行きました。現在、同美術館で開催されている「イサム・ノグチと岡本太郎ー越境者たちの日本」展が見たくて出かけたのでした。イサム・ノグチにしろ、岡本太郎にしろ、それぞれの展覧会にはよく出かけているので作品はよく知っているのですが、2人の芸術家の作品を同じ空間の中に置いたらどんな効果を齎すのか、興味がありました。戦後の日本美術界で革新的な役割を果たした2人の芸術家。イサム・ノグチはアメリカと日本の狭間にあって苦悩した彫刻家、岡本太郎は長くフランスに滞在し、外から日本を見ていた画家、どちらも越境者として現代日本美術を牽引する原動力になりました。2人の作品を同じ空間で眺めると、従来の概念を壊そうとするパワーが感じられ、同時にパブリックスペースを利用した社会的な関わりを積極的に取り入れようとする意志も感じることが出来ました。1970年に大阪で開催された万国博覧会で2人の作品が設置されたことや、北大路魯山人を介した交流などが写真等の資料で展示されていて、当時の現代美術に対する気運が感じられ、私は満足を覚えました。詳しい感想は後日改めます。

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