現象学の書籍読破の目標

昨日、一昨日のNOTE(ブログ)に「見えないものを見る カンディンスキー論」(ミシェル・アンリ著 青木研二訳 法政大学出版局)の単元毎のまとめを掲載しました。著者であるミシェル・アンリはフランスの現象学者で、抽象絵画の先駆的役割を担ったカンディンスキーの絵画論を、現象学的視点で論じたものが「見えないものを見る カンディンスキー論」です。本書を読む前に、カンディンスキーに関する文献を読んでいた私は、点・線・面、あるいは色やフォルムを独自な視点で論じている本書に関しては、予備知識も手伝って読解に多くのパワーを費やすことはありません。手強い箇所もありますが、カンディンスキーの絵画を思い浮かべれば、難しい文面も紐解けるような気がしています。それに比べると「経験の構造 フッサール現象学の新しい全体像」(貫茂人著 勁草書房)は、私にとってかなり難解な箇所が多く、読み取りに時間を要します。本書は現象学を提唱したフッサール哲学を平易に解説した書籍ではなく、フッサールの理論を現代にアレンジした発展的な専門書ではないかと思っています。幾度も読み返しながら理解に努めていますが、何しろ御本家フッサールの書籍をまだ読んでいない私は、胸にストンと落ちていかない咀嚼不全を感じています。フッサールの翻訳書籍も持っているのですが、これもなかなか難しくて頁を捲ると腰が引けるような専門用語の羅列が眼に入ります。それは「形式論理学と超越論的論理学」という書籍ですが、これに挑むのは少々先になりそうです。とりあえず、現在読んでいる「見えないものを見る カンディンスキー論」と「経験の構造 フッサール現象学の新しい全体像」を冬季休業が終わるまでに読破したい目標があります。2冊同時読破は難しいかもしれませんが、頑張ってみるつもりです。

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