2018個展のオープニング

創作活動1年間の総まとめになる個展が今日から始まりました。東京銀座8丁目にあるギャラリーせいほうの田中さんとも長いつき合いになりました。ギャラリーせいほうは、私がまだ学生だった頃、師匠の池田宗弘先生の個展を手伝っていた時に初めてお邪魔した画廊で、当時は展示スペースが2つに分かれていました。現在は大きなスペースがひとつあるだけのシンプルな間取りになっています。今年発表した「発掘~根景~」は今までになく大きな空間を使う作品ですが、ギャラリーせいほうに持ってくると、すんなり収まってしまうのです。そのくらいギャラリーせいほうは広い展示空間を持っています。今日は朝11時の開廊とともに私はギャラリーにやってきましたが、来客第一号は相原工房の周囲の植木を管理してくれている親戚の人でした。次に姪一家がやってきました。横浜市の管理職仲間や前の職場の同僚、大学時代同期の彫刻家、毎回来ていただいている美術評論家瀧悌三氏、ウィーン時代からの画家で友人のサイトユフジ氏、行政の方やパテシエ、多摩美大の助手2人などさまざまな人に来廊していただき、心より感謝申し上げます。今日は酷暑で外に出るだけで大変な日だったにも関わらず、わざわざ足を運んでいただいて本当に有難うございました。懇意にしているカメラマン2人による撮影も行いました。初日にしては有意義な時間を過ごせたと私は感じています。個展開催の目的は、作品を展示販売するだけではなく、現在から過去に遡って、多くの人たちと旧交を温める絶好の機会ではないかと思っています。改まって会うことは出来ないにしても、個展会場なら気楽に再会出来るのです。今日は濃密な時間を過ごすことが出来て、初日にして心が充足しました。

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