七夕飾りで心に潤いを…
2018年 7月 4日 水曜日
職場で笹に願い事を吊るす七夕飾りを作ろうという動きがありました。七夕は節句のひとつで、元来は中国の行事であったものが、奈良時代に我が国へ伝わったようです。七夕を調べてみると、中国には乞巧奠(きこうでん)という風習があり、それは織女の手芸上達を願う祭であり、江戸時代になって、手習いごとの願掛けに代わり、笹に願い事を吊るすという方法が定着してきたのでした。近代になると神事との関連が薄れ、商店街の集客や観光客を狙って、日本各地で絢爛豪華な七夕飾りが見られるようになりました。また、七夕で必ず登場する織姫と彦星の物語があります。旧暦の7月7日に天の川を挟んで輝く星が、琴座のベガと鷲座のアルタイルです。琴座のベガを織姫、鷲座のアルタイルは農夫の彦星とし、中国の故事では1年に1回だけ7月7日の夜に織姫と彦星が天の川を渡って逢うことができるとされています。そのラブロマンスを巡って、今風の歌やドラマが生まれています。七夕飾りは心に潤いを齎すものとして、私も職場に協力することにしました。相原工房にある竹林の中から手ごろな笹を選んで、職員と職場に運びました。職場の皆さんはどんな願い事を託すのでしょうか。私は今年だけで言えば創作活動の切り替えが無事に出来たことを、夜空の星に感謝する所存ですが、欲張れば長生きをしてずっと創作活動に関わっていたいのです。まだ北斎翁の心境にはなれませんが、100歳まで生きていられれば、あと40年も創作活動が出来ることになります。100歳の彫刻家、いい響きですね。
関連する投稿
- 一日のルーティンを考える 学校を退職し、私は日々の出勤がなくなりました。一日中自由に過ごせる日常は、退屈と隣り合わせになるかなぁと考えていましたが、1週間以上が過ぎた今は校長職にあった時と変わらない時間の使い方をしています。 […]
- 週末 2月を振り返って… 今日で2月が終わります。週末で朝から工房に籠りましたが、今日の制作状況と併せて今月を振り返ってみたいと思います。今日は陶彫成形を1点、彫り込み加飾も行いました。晴天で梅の花が青空に映える一日でしたが […]
- 退職前に歯科治療 私は何年かに一度は歯科治療に行っています。NOTE(ブログ)に書いているので、アーカイブを調べれば分かります。歯磨きが上手くないのか、歯そのものが丈夫でないのか、よく分かりませんが、親の代から同じ歯 […]
- 2021年の初めに… 2021年になりました。今年もよろしくお願いいたします。昨年母が亡くなり、喪に服していることと、世界的に流行している新型コロナウイルス感染症の影響で、今年は正月を迎えた気分がしません。初詣には行かな […]
- 疲労を感じる時… 例年この時期は疲労を感じることが多いのですが、このところちょっと辛いなぁと思っています。私が疲労を感じる時は、上顎の奥歯のあたりの神経にぼんやりした痛みがあります。歯科医院に行って診てもらっても、奥 […]
Tags: 創作, 日常生活
The entry '七夕飾りで心に潤いを…' was posted
on 7月 4th, 2018
and is filed under note.
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
Both comments and pings are currently closed.