週末 母の用事&美術館散策

やっと待ちに待った週末になりました。今日は予定がいっぱい詰まっていました。明日の陶彫成形に備えて、早朝から工房に出かけ、タタラを4枚用意してきました。タタラは厚さ1cm、大きさは座布団大になるように掌で叩いて伸ばすので、これだけでも充分時間がかかるのです。そのまま作業板にあるタタラにビニールをかけて放置しておくと翌日ちょうどよい硬さになっているのです。次に家内を和楽器演奏のため近くの公会堂に車で送り、私はその足で母がいる介護施設に行きました。例年家内が出席している介護施設の家族会に出席するためでした。家族会終了後にまた家内を公会堂に迎えに行きました。帰宅するとちょうど昼になっていましたが、午後は家内と東京の美術館に行こうと決めていたので、すぐ家を出ました。バスや電車を使って、最初に到着したのが上野の東京都美術館。私の職場に私と同じように創作活動をしながら公務員をやっている職員がいて、彼が「モダンアート展」に出品しているので観てきたのでした。彼の絵画をここ3年間見せていただいていますが、画面から次第にカタチが消え失せて何もない空間に支配されようとしています。でもこの空間は何もないのではなく、寧ろ饒舌に表現を語っているように私には思えます。最小の描写で最大の空間を得る世界は、まさに私が求める世界観です。簡潔で豊かな世界を掴もうとしている彼の奮闘に今後も期待したいと思います。次に向かったのが六本木の国立新美術館。「ミュシャ展」に行こうと決めていましたが、同時に開催していた「草間弥生展」にも鑑賞客が溢れ、入場券販売所では長蛇の列になっていました。「ミュシャ展」で観たかったのは「スラヴ叙事詩」の連作で、その大きさと質量に圧倒されました。女優のポスターにより仏パリで売れっ子画家になったミュシャは、象徴派を代表する画家になり、故郷のチェコに戻ってスラブ民族の原点を探すことになるのでした。その結果生まれた「スラヴ叙事詩」の連作が来日していると聞いて、これは必ず行かなくてはならないと思ったのでした。詳しい感想は後日に回します。次に向かったのは渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムの「これぞ曉斎!」展。江戸から明治にかけて活躍した絵師河鍋暁斎は奇想の画家として知られた人ですが、今回の展示は英国人コレクターのゴールドマンによって収集された作品だったので、日本で観られない作品が多く含まれていました。動物や鬼、妖怪や幽霊や達磨といった暁斎特有のキャラクターが跋扈する面白さ満載の展覧会で、鑑賞客の中からも笑いが漏れていました。これも詳しい感想は後日にしたいと思います。今日は3つの展覧会をぐるりと周ってきて、自分の創作活動に充分な刺激をもらいました。明日は工房で作業をする予定です。頑張っていこうと思います。

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