「座景」下書きを開始する
2017年 2月 6日 月曜日
ウィークディの夜に工房に行くことは、自宅で休みたい気持をもう一度奮い立たせなければなりません。工房に行ってしまうと制作に対して前向きに気分が変わるのが何とも不思議です。今晩は工房の床に広がる「発掘~座景~」を眺めながら、当初のイメージを確かめつつ、台座の彫り込みを考えました。そこに置いてある陶彫部品はほぼ出来上がっているのですが、追加制作も必要で、あとどのくらいの部品が要るのか、その大きさや高さを全体構成から割り出す作業もしました。当初のイメージでは台座は穴だらけになるはずで、床から柱陶に支えられて60㎝ほど高くなります。ギャラリーの照明を上から受けて、ギャラリーの床に格子模様の影が落ちることも計算に入れているのです。台座の穴はドリルとジグゾーで加工していきますが、電動工具は騒音が出るため、近所迷惑を考えて夜は作業が出来ません。さらに柱陶の先端部の彫りも鑿の槌音が心配で作業を遠慮しています。夜は下書きだけが可能と考えて、静かに作業することにしました。因みに「発掘~座景~」のテーブル台座に設置する陶彫部品は、部品同士を陶彫の橋で繋いでいて、これは我ながら面白いのではないかと自画自賛しているところなのです。
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Tags: 制作, 工房, 陶彫
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