冬季三連休 制作&映画鑑賞

三連休の3日目です。相変わらず工房で朝から制作に没頭していました。大学院生と競い合うように、また制作時間を惜しむように陶土と格闘していました。今日はクリスマスです。今晩、大学院生は家族や親戚と外食して過ごすと言っていました。私は昨年に引き続き、一人で映画に行こうと決めていました。家内は邦楽器関係の人たちと忘年会があって、帰宅が遅くなると言うので、それならば私好みの映画に行ってみようと思っていたのでした。家内は娯楽性のある映画なら一緒に行ってくれますが、社会性が強い映画は敬遠する傾向があります。確かに観ていて心が追い詰められる映像表現もあり、ミニシアター系の映画は人によって好き嫌いがあるのは否めません。でも今晩観たかった映画は過激なものではありませんでした。私は社会や政治情勢が厳しい中で、芸術やスポーツによって人が尊厳を取り戻す物語が大好きです。ナチス政権のベルリン・オリンピックに出場したアメリカの陸上選手を描いた「栄光のランナー」は、私の大好きな映画です。今晩観に行った「こころに剣士を」もこの範疇に入る映画で、もちろん実話です。舞台であるエストニアという国も日本には馴染みの薄い国で、嘗ては旧ソビエト連邦に組み込まれていました。そこで子どもたちが出会ったフェンシングというスポーツ。この映画はフェンシングを通し、人の生きる希望を子どもたちの眼差しで表現している秀作ではないかと思いました。昨年の今日、横浜のミニシアターに私の他に若者が一人いただけでしたが、今晩は8人の観客がいました。クリスマスの夜に一人でミニシアターに来る人は、私と同じような年齢の男性が多かったのは偶然でしょうか。映画の詳しい感想は後日改めたいと思います。

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