再び「夢解釈」を読む

「夢解釈」(フロイト著 金関猛訳 中央公論新社)を途中で止めて、「フロイト入門」(中山元著 筑摩選書)を読み始めて暫く経ちました。先日「フロイト入門」を読み終えたので、ここで久しぶりに「夢解釈」に戻ることにしました。まず中断した「夢解釈」を読破しなければ、フロイトの提唱した理論は先に進まないので頑張ってみようと思います。「フロイト入門」で扱っていた「幻想の未来」や「人間モーゼと一神教」を書店で見つけ、即刻購入しました。これを早く読みたいと気もそぞろですが、ちょっと我慢して夢の解釈と分析を行っている濃厚な理論に戻ります。はて、「夢解釈」をどこまで読んだか、頁を捲ってみると、栞が挟んである箇所を見つけました。第六章「夢におけるさまざまな情動」を読み終えたところに栞が挟んでありました。この小節のまとめをしないまま「夢解釈」から離れてしまったのでした。パラパラと前に戻って所々目を通すと、少しずつ内容が甦ってきました。夢における情動が起こりうる具体例を挙げて、どんな起因で夢の情動が始まるのか、詳しい論考がありました。もう少し読み込んでから次の小節に進みたいと思います。昨年から今年にかけてまだまだフロイトに拘っていきます。精神分析学は哲学に比べて自分のツボに嵌るようで、のめりこんでしまう可能性があります。近いうちに第六章「夢におけるさまざまな情動」のまとめを行います。

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