週末 工房ロフトの見積もり

今日も昨日に引き続き、朝から工房で制作に明け暮れました。新作の陶彫部品成形は3点目になりましたが、乾燥具合で皹が入る可能性もあり、予断を許さない状況です。実際に新しいカタチはどうなるかわからないのです。カタチや制作方法が定番化している陶芸とは異なり、陶彫ではイメージ優先のためカタチに無理な箇所もあり、陶土の収縮がどこに影響するのか、長い間陶彫をやっているくせにまるで見当がつきません。新作は旧作でやっていた有機的なカタチではないので、今までの経験が生かされません。それでも成形3点をやって、どうなるのか様子を見ることにしました。今日も若手スタッフが来ていて、朝から自らの課題に取り組んでいました。いつものような週末の風景と言いたいところでしたが、今日は工房の追加工事をお願いしている業者が見積もりをもってやって来ました。工房の倉庫部分に天井板を嵌め込んで、その空間にも軽量な作品が置けるスペースを作りたいと考えています。言わばロフトです。鉄で階段も作り、かなり本格的なスペースにしたいと思っています。業者の見積もりと、自分が考えていた費用の折り合いがついたので、改めてこの業者に追加工事をお願いしました。契約成立です。現在倉庫に保管してある陶彫部品がパッケージされた木箱は、そのまま倉庫に置くとして、その他の木彫した柱や平面作品はロフトに置こうと思っています。そうなれば倉庫部分の空きスペースが多少確保されます。ついでに仮面コレクションを飾る壁を作ってもらうことにしました。今のところ工房は作業をするだけの無味乾燥な空間ですが、仮面を飾ることによって雰囲気が出てくるのではないかと思っています。少しばかりの装飾は必要かなぁと思っていて、工房でスタッフと過ごす時間を考えれば、創作意欲を高める演出があってもいいと思います。

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