前衛芸術家を惜しむ
2014年 10月 27日 月曜日
職場に置いてあった各新聞が伝えていた「赤瀬川原平さん死去」というニュースに残念な思いを隠せません。たしか赤瀬川さんは自分の母校の先輩にあたる人です。東京町田市にあるご自宅の「ニラハウス」は近所に親戚が住んでいるため、何度か建物の外見を拝見していました。屋根にニラが生えている家は建築家藤森照信氏の設計によるもので、その奇抜さは近所でも有名です。テレビの美術解説で赤瀬川さんをお見受けして、その分かり易く楽しい話にワクワクしたことも数多くあります。著書「老人力」も読み、何年か前のNOTE(ブログ)に書いています。「超芸術トマソン」や「路上観察学会」や千円札を印刷した作品が通貨模造取締法違反に問われたりしたことは、美術雑誌等で知っていました。享年77歳は日本人の平均寿命からしても、まだ早いと思いますし、ユニークで面白い意見や感想を今後も発信して欲しかったと悔やまれてなりません。ご冥福をお祈りいたします。
関連する投稿
- 「中空の彫刻」読後感 「中空の彫刻」(廣田治子著 […]
- 「《逸楽の家》」について 「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)の「第二部 ゴーギャンの立体作品」の中の「第6章 タヒチからマルケーサスへ(1895~1903年)」の「3 […]
- 「結語」について 「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)の「第二部 ゴーギャンの立体作品」の中の「結語」の「1 木彫と陶器」「2 親密な環境における彫刻」「3 […]
- 「炻器におけるいくつかの彫刻的表現」について 「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)の「第二部 ゴーギャンの立体作品」の中の「第4章 陶製彫刻と木彫浮彫(1889年と1890年)」の「4 […]
- 「状況-思考の神秘的内部を表すこと」について 「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)の「第二部 ゴーギャンの立体作品」の中の「第6章 タヒチからマルケーサスへ(1895~1903年)」の「1 […]
Tags: 書籍, 芸術家
The entry '前衛芸術家を惜しむ' was posted
on 10月 27th, 2014
and is filed under note.
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
Both comments and pings are currently closed.