近親者の通夜に思う
2014年 4月 15日 火曜日
先日、妹の嫁ぎ先の姑が亡くなったことをNOTE(ブログ)にしましたが、後を追うように舅も亡くなり、今晩は通夜が営まれました。享年96歳。大往生とも言える年齢で、自分もこの歳まで生きていたいなぁと素直に思っていました。長く生きられた秘訣は何かと参列していた妹の義姉夫妻に家内が聞いていました。故人は頭を使う碁が好きだったこと、よく書物を読んでいたこと、駅まで歩いてカフェで新聞を読むのが習慣だったこと、粗食だったこと等、いろいろありましたが、自分の時間を楽しんでいた様子を窺い知ることができました。今の自分にはまだ考えが及ばないところですが、そろそろ自分も定年を意識していることがあって、定年後の自分をイメージする絶好の機会でした。さらに通夜に参列して、最近ぼんやり考えることがあります。それは魂の存在です。このところ神秘思想家シュナイナーの理論や哲学者ショーペンハウワーやニーチェを読んでいるためか、知識として魂の存在を脳裏に刻みつけているところですが、いずれ知識を超えて、魂そのものの存在を捉えることがあるかもしれないと思っているのです。自分が芸術や哲学を本当に必要とし、魂の具現化に意欲するときが来ると信じて疑わないのです。今晩はそんなことを考えながら過ごしたひと時でした。
関連する投稿
- 書物の魅力について 自分は昔から書物が大好きです。本の虫と言うわけではないけれど、常に書物を携帯しています。書物は扉を開くと無限な世界が広がっている感じがしています。それは映像のような視覚的イメージが限定されない世界で […]
- 読書癖で保つ外出自粛 職場勤務と自宅勤務を正副管理職で交互にやっている生活が続いています。先行きが見えない不安を抱える中で、こんな事態は社会人になって初めてのことですが、海外での留学を含め長い学生生活を送ってきた私は、暇 […]
- 今夏の自主研究 何か小・中学校で出される夏休みの自由課題のような表題ですが、毎年夏になると知識欲が湧いて学生のように勉強したくなるのです。学校教育で身についた癖なのか、夏休みは何かをやらねばならないと思い込んでいる […]
- 超現実世界に遊ぶ 年度末の残務整理が多忙を極めるなか、通勤時間の読書が唯一の心の癒しです。アンドレ・ブルトン著「シュルレアリスムと絵画」を読んでいて、超現実の世界に心を委ねながら、夢と現実が交差する造形を楽しんでいま […]
- 厚板下書き&バラ園散策 中規模の新作は今日から作り始めました。過去幾度となく私が作ってきたテーブル彫刻になりますが、今回の新作では陶彫部品を接合せず、木材のみで作ります。厚板を4本の柱で支える構造ですが、厚板には文様化した […]
Tags: イメージ, 日常生活, 書籍
The entry '近親者の通夜に思う' was posted
on 4月 15th, 2014
and last modified on 4月 19th, 2014 and is filed under note.
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
Both comments and pings are currently closed.