古いフォークソングを聴きながら…

自宅の食卓でRECORDを制作しながら、古いフォークソングを聴くのが習慣になっています。自分の学生時代に流行った唄ですが、それでも当時は一般的な流行歌ではないどちらかと言えばマニアックな唄ではなかったかと記憶しています。それは小室等の「私は月には行かないだろう」や「父の唄」等で、CDの復刻盤を最近購入したのです。ドーナッツ盤は自宅の屋根裏に眠っていますが、レコードプレイヤーがないので聴くことができません。高校時代に初めて和製フォークソングを聴いて、忽ち魅力に取り憑かれてしまいました。小室等は現代詩に曲をつけて歌っていて、当時現代詩が好きだった自分は、その斬新さに驚きました。詩人の大岡信や谷川俊太郎、茨城のり子、吉増剛造等の詩は当時からよく知っていて、詞ではなく詩に曲をつければ、リピートのない、つまり1番も2番もない曲になってしまいますが、それでも原語感覚が失われることのない曲想に納得していました。自分の中では古いフォークソングは、決して古くなることはなく今だに生き続けていて自分の心を癒してくれます。思えばこうしたフォークソングから知り得た詩人もいました。美術評論家としても有名だった大岡信もその一人です。大岡信の言語感覚に大学時代の自分は共感を覚えました。見れば自宅の書棚には当時買い求めた詩集がどっさり眠っています。時間が出来たら当時の振り返りをしたいと思うこの頃です。

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