三連休 粘り強く 根気よく…

三連休の中日に当たる今日は、朝から夕方まで工房で陶彫成形と彫り込み加飾の作業に追われました。彫り込み加飾は制作工程の中では楽しい作業です。彫り込みでは渦巻状の紋様や矩形の繰り返しを自分は多用していますが、成形された面に施して立体を強調する役目を負います。自分の作品は具体的な対象を持たない抽象性の強い作風ですが、簡素な抽象作品とは異なり、表面に施した彫り込みが重要です。そうした彫り込み加飾は、立体構造体の表面に付加するだけのものではなく主題を表すこともあります。自分は立体とレリーフが咬み合う造形を目指しているのです。立体にするための成形もなかなか大変ですが、彫り込み加飾は粘り強さと根気が要ります。これが作品の出来不出来に作用してくるので、今年も集中力をもって取り組みたいと思っています。しつこく拘ることはどんなにやっても無駄ではありません。淡泊であってはならないと自分に言い聞かせ、本腰を入れていきたいと思っています。今日は塔の構造を持つ新作の陶彫部品の成形と加飾を行いました。150以上作らなければならない部品の数点を作っただけですが、6時間程度かかりました。慣れれば時間短縮もあるでしょうが、これはなかなか大変です。明日も継続です。

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