週末 若い世代とともに…

相原工房には週末になると、美大卒業生や現役美大生がやってきます。彼らを私は工房スタッフと言っていますが、私の作品を手伝う名目で、自らの課題をやっていることが多いのです。私は彼らに実際にある自作の手伝いではなく、別の面で助けられています。彼らだって週末ともなれば休みたい気持ちもあるのでしょうが、創作活動に取り組むため工房にやってきます。まだ創作が始まったばかりの若い世代なので、実験的な試行錯誤も多く、それぞれが自分探しをしています。それを見るにつけ、自分も今の制作に立ち止まっていられないと感じます。自分が助けられていると感じる時は、そうした彼らの悩みや希望を受け止め、自分も振り返ることが出来る瞬間なのです。意欲では自分も彼らに負けません。彼らが思索する創作への原点を、自分も忘れないようにしたいと思います。

関連する投稿

  • 週末 3点目の陶彫成形 日曜日は毎回美大受験生が2人工房へやってきます。彼女たちのうちの一人は予備校の夜間コースに通っていて、そこで出された課題を工房に持ち込んでくるのです。昼間は高校に通い、夜は予備校、そして週末は工房に […]
  • 週末 新作の全体構成を見る 今日は朝9時から夕方4時まで工房に篭っていました。週末となっても特別なことはなく、私は日々工房に通っているのです。ただ、週末は今までの慣習に従って、新作の制作状況を書こうと思っていて、そこに創作活動 […]
  • 週末 陶彫制作に拍車 今日も朝から夕方まで工房に篭っていました。今日はいつものように2人の美大受験生が工房に来ていて、それぞれの課題をやっていました。私は昨日、新作の全体構成を見たことにより、先の見通しを持って陶彫制作に […]
  • 一日のルーティンを考える 学校を退職し、私は日々の出勤がなくなりました。一日中自由に過ごせる日常は、退屈と隣り合わせになるかなぁと考えていましたが、1週間以上が過ぎた今は校長職にあった時と変わらない時間の使い方をしています。 […]
  • 週末の意識が薄れている週末に… 週末になりました。今月は毎日工房に通っているため、やっと週末になったという意識がありません。週末の意識が薄れている週末とでも言うべきでしょうか。それでも今までの慣習に従って、新作の制作工程のことを書 […]

Comments are closed.