三連休 過去から未来へ

この三連休は充実しています。昨日は東京銀座のギャラリーせいほうでの個展に備えて作品を搬入しました。今日はギャラリーが休みで、明日がオープニングになります。作品は搬入・飾りつけが終わってしまうと万事休すで、気持ちの上では終了しています。後はギャラリーに来てくださった人たちから感想やご批判をいただくだけです。それが未来へ向かう糧になりますが、作品は一人歩きを始めるので過去のものとなっていくのです。三連休の中日である今日は、過去の作品にけじめがついて、次なる新作の作業に没頭することができました。気持ちが良いはずの今日ですが、新作に取り組んでいると今までの作品は頭から消えてなくなり、新作の課題がいろいろ見えてきて、越えなければならないハードルがいくつも見つかって苦しい時間を過ごしました。創作活動とはそんなものかもしれません。例えばこれは螺旋階段を淡々と昇り続け、そのうち足を踏み外したり、出口を見失ったり、回り道をしても無駄になったりするものです。昇り始めは意欲があっても毎回キツい試練が待っているのです。雑駁な言い方をすれば作品制作は最初と最後がキツいと感じます。過去の作品をギャラリーで眺めつつ未来の作品でキツい思いをしている、そんな時期が毎年やってきます。作品を展示していても有頂天になれない自分がいます。最近は創作で苦しい思いをするのはいいものだと自分を楽観視するようになりました。来年の個展も何とかなるさ、綱渡りの綱はきっと太いに違いない、落下を免れて、さらに上昇してイメージ通りの作品が完成する、そんなことを心に刻んで、過去から未来へのバトンを繋ぐことにしました。

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